ビデオリサーチ、Twitterをテレビ番組への反応の指標とする研究を開始

　株式会社ビデオリサーチは23日、Twitter Japan株式会社の協力を得て、Twitter上でのテレビ番組への反応を測る指標の整備に取り組むと発表した。

　最初の取り組みとしては、テレビ番組ごとに「1分あたりのツイート件数」と「前4週平均の1分あたりのツイート数」を算出し、番組全体を量的に捉える指標として研究を開始する。これにより、日々放送されているテレビ番組がTwitter上でどれだけ話題となったのかを網羅的に確認でき、過去の放送や他番組、同ジャンルの番組との比較が可能になるとしている。

　ツイートデータの取得には、ハッシュタグを検索キーにしたツイート取得のためのStreamingAPIをTwitter Japanがビデオリサーチに提供する。

　テレビ番組に関するツイートとしては、テレビ局のハッシュタグや、番組公式のハッシュタグ（番組ハッシュタグ）が付加されたツイートがあるが、現状では番組ハッシュタグはすべての番組で使用されているものではないため、まずは統一したルールとして、テレビ局のハッシュタグが付加されたツイートを取得する。

　ビデオリサーチとTwitter Japanでは、番組ハッシュタグが一般化すれば、利用者の検索利便性の向上や、メディア側でも効率的な視聴者情報の収集が可能になるため、今後、番組ハッシュタグの利用促進に取り組んでいくとしている。