eBookJapan、終了する「楽天Raboo」利用者にポイントを提供する救済サービス
株式会社イーブックイニシアティブジャパン(eBookJapan)は5日、サービス終了が発表された楽天の電子書籍サービス「Raboo」の利用者を対象に、Rabooでの電子書籍購入代金相当分のポイントを最大5000円分まで提供する「電子書籍お助けサービス」を開始した。
「電子書籍お助けサービス」では、Rabooのサービスをパナソニック端末(UT-PB1)で利用しているユーザーを対象に、Rabooで購入した電子書籍の代金相当額のeBookポイント(最大5000円分まで)を提供する。パナソニック端末には当初Rabooサービスのみが搭載されて発売されたが、その後のバージョンアップによりeBookJapanの電子書籍リーダーも搭載されている。
サービスの利用にはeBookJapanへのユーザー登録と、Rabooサービスで電子書籍を購入した際のレシートメール、書庫の画像、端末製造番号の画像、本人確認書類を用意した上で電子書籍お助けサービスへの申し込みが必要となる。応募期間は2013年1月31日まで。
eBookJapan代表取締役社長の小出斉氏は、「著者や出版社が電子書籍に対して積極的になり、優れた端末も次々と発売されて、電子書籍業界が飛躍する条件が整いつつあるというのに、電子書店が閉じると購入した電子書籍が読めなくなるのでは、その勢いが削がれてしまいます。業界の信頼を失墜させてはならないとの思いで、当社がサポートすることといたしました」とコメントしている。
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(三柳 英樹)
2012/11/5 18:06
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