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Google、延期していた「Nexus 10」の国内販売を開始、16GBで3万6800円

Nexus 10

 Googleは2月5日、日本国内でも「Nexus 10」の国内販売を開始した。価格は昨年発表時から変わっておらず、16GBで3万6800円、32GBで4万4800円。

 「Nexus 10」は、昨年10月の発表時は日本、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、スペイン、オーストラリアの8カ国で11月13日に同時発売するとしていたが、その後日本だけ延期され、発売時期未定となっていた。予定から3カ月弱延期した形になるが、その間にドコモら携帯通信キャリアから高性能な最新タブレットの春モデルが発表されるなど、タブレット新製品ではクアッドコアが当たり前となりつつある。わずか数カ月の延期とはいえ、こうした状況の変化が売れ行きに影響する可能性もありそうだ。

 Nexus 10は、2560×1600ピクセル(300ppi)の10.055インチディスプレイを搭載したタブレットで、Samsungと共同開発した。大きさは263.9×177.6×8.9mm(横×縦×厚さ)、重さは603g。CPUにデュアルコアA15プロセッサー、GPUにMali-T604プロセッサーを搭載。1080pのHDコンテンツ再生に対応する。9000mAhのリチウムポリマーバッテリーを搭載し、動画視聴で最大9時間の使用が可能。

 通信インターフェイスは、無線LAN(IEEE 802.11 b/g/n)、Bluetooth、NFC(Android Beam)。このほか、Micro USBやMicro HDMIなどの端子を備える。SD/micro SDカードのスロットは装備していない。

 背面に5メガピクセルのメインカメラ、前面に1.9メガピクセルのフロントカメラを搭載、前面にはステレオスピーカーも備える。GPSやジャイロセンサーなどの各種センサーも内蔵している。

 OSは、Android 4.2。マルチユーザーに対応しており、スクリーンロック画面から、ユーザーを切り替えて使用可能。ユーザーごとにホーム画面や壁紙をカスタマイズしたり、アプリやストレージを管理できる。Google Now、Gmail、Google マップ、Google+、YouTube、Chromeなどのアプリも搭載。Google+では最大9人までのビデオチャット(ハングアウト)ができる。

(工藤 ひろえ)