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西鉄の一部サイトが改ざん被害、閲覧で不正なサイトに誘導される状態に

 西日本鉄道株式会社(西鉄)は12日、ウェブサイトの一部が不正アクセスにより改ざんされ、ページを閲覧したユーザーが不正なサイトに誘導される状態にあったことを公表した。

 改ざんが確認されたのは、西鉄のウェブサイトのうち「高宮はるかのにしてつ新発見!」「西鉄駅伝部」の2つのコンテンツ。現在把握している改ざんされていた可能性のある期間は、7月8日21時ごろから7月11日20時50分ごろまで。閲覧した場合、不正なサイトに誘導される状態にあったが、詳細は調査中としている。

 該当期間中には約3800件のアクセスが確認されているが、この件に伴うユーザーの情報流出などはないとしている。

 改ざんの原因については、第三者が不正にアクセスし、改ざんしたことを確認しており、経緯などの詳細については調査中。西鉄では、改ざんの事実を確認した時点でサーバーをネットワークから切断。このため、被害を受けなかったコンテンツも一部閲覧できない状態になっていたという。

 西鉄では、該当期間にアクセスしたユーザーに対して、セキュリティソフトを最新の状態にして、ウイルスの感染確認や駆除を行うよう呼び掛けている。また、今後は対策・監視をさらに強化し、安全な運営に万全を期すとしている。

(三柳 英樹)