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米Microsoft、「Office Mobile for Android phones」米国で公開

〜日本では提供の予定なし

 米Microsoftは31日、「Office Mobile for Android phones」を米国市場にて公開した。Google Playからアプリをダウンロードできるが、アクティベートするにはOffice 365アカウントが必要となる。

 Office Mobile for Android phonesは、日本語を含む33言語に対応し、世界117市場にて公開予定だが、日本での公開は予定されていない。日本マイクロソフトは公式ブログで「現時点での日本市場での提供は予定されておりません。今後、本アプリケーションの日本市場への提供については引き続検討を行ってまいります」と説明している。

 米Microsoftは、6月14日に「Office Mobile for iPhone」を公開し、Android版の登場が待たれていた。今回公開されたAndroid版は、iPhone版とほぼ同機能の製品だ。ただし、iPhone版ではアプリからOffice 365会員権を購入できたが、Android版では同機能は用意されていない。なお、Office Mobile for iPhoneもまた、日本市場での公開は予定されていない。

 「Office Mobile for Android phones」の役割についてOffice 365公式ブログでは「このアプリのリリースは、我々がOffice 365加入者に付加価値を提供し続けることを示すものだ」と説明し、独立したアプリとしてではなく、あくまでOffice 365の利便性を高めるための製品としての役割を明確化している。

 Android版もiPhone版と同じく、スマートフォンの小さな画面に最適化されており、タブレット版は提供されていない。タブレットで利用したい場合には、ウェブで利用できるOffice Web Appsの利用を推奨している。

 また、デスクトップ版Officeに比べて機能は限定的で、基本的な編集、閲覧、共有機能に限られている。Office 365の使用を前提としているため、自動的にSkyDriveと関連付けられており、最後に開いたファイルがそのままスマートフォンでも同期され、読み進めることができるレジューム機能など、モバイル環境に配慮した独自の機能もある。

 Microsoftが販売に苦戦しているSurface RTでは、Microsoft Office同梱が大きな差別化要因だ。また、Windows Phone環境でOffice Mobileを利用する方が機能的に優れていることも、公式ブログではアピールしていることも注目できる。

(青木 大我 taiga@scientist.com)