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OneNoteアプリiPad版単独でノートブック作成が可能に

~日本語入力バグも修復

 米Microsoftは6日、iOS向けOneNoteアプリをアップデートした。今回のアップデートで、iPad版では初めて、SkyDriveノートブックを直接作成できるようになった。iPad版OneNoteアプリのみで、メモ書きアプリとして作業を完結できる。

iPad版OneNoteアプリ新版では、ノートブックの作成に対応。PCがなくても単独使用が可能になった

 米Microsoftは2011年1月にiPhone版OneNoteアプリを、その後2011年12月にiPad版OneNoteアプリを公開。OneNoteは、ノート作成用アプリとしてEvernoteなどと競合関係にある。今回のアップデートは2.0から2.1へと、バージョン番号でみるとマイナーアップデートという扱いになるが、実際には意味が大きいアップデートと言えるだろう。

 これまでOneNoteアプリでノートブックを作成する場合は、PC用アプリケーションから作成するか、Office Web Appsを利用するしかなかった。ネイティブiOS版アプリでこの機能に対応するのは、このバージョンが初めてとなる。

 iPad版ではそのほか、セクションの作成、名前変更、削除、リストの自動検出にも対応。スタンドアローンでの利便性が改善された。

 また、日本の利用者にとって重要な点として、日本語入力の反応が遅れるバグがiPhone/iPad版で共に修復されたことが挙げられる。

 iPhone版のみの改良点としては、OneNoteアプリのダウンロードサイズが従来バージョンの半分以下になったことも挙げられている。そのほか、iPhone版・iPad版ともにバグ修復も行われた。

 なおMicrosoftでは、バージョン2.0よりも前のバージョンからアップグレードするユーザーは、アップグレードの前に、既存のアプリケーションデータを同期する必要があると注意を促している。

(青木 大我 taiga@scientist.com)