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「Chrome Web Store」以外での拡張機能公開を禁止、Windows版で1月から

 米Googleは7日、Windows版「Google Chrome」向けに提供する拡張機能はすべて「Chrome Web Store」にホスティングすることを義務付けると発表した。2014年1月より実施する。

 拡張機能の仕組みによりユーザーに便利な機能が提供される一方で、Google Chromeの設定を密かに書き替えるような悪質なものも出回っているという。しかし、そうした悪質な拡張機能はChrome Web Store以外で提供されているため、Googleがユーザー被害を軽減するための対策を打つのが難しい。Googlでは従来より、インストール時のユーザーへの確認表示を出すようにするなど対策してきたが、今回、さらに強化することにした。

 Googleでは拡張機能の開発者に対し、Chrome Web Store以外で提供している場合はできるだけ早期にChrome Web Storeに移行するよう呼び掛けている。なお、Chrome Web Storeにホスティングした上で、希望すれば、Chrome Web Store上には掲載されないよう選択することも可能。その上でインラインインストールという機能を活用することで、開発者自身のサイト上で提供しているように見せられるという。

(永沢 茂)