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Google Chrome 25、拡張機能のサイレントインストールをデフォルト無効化へ

 米Googleは21日、ウェブブラウザー「Google Chrome」において、ユーザーが使用することを希望した拡張機能のみを有効化する機能を搭載することを明らかにした。

 Googleによると、Windows版のGoogle Chromeには従来より、Windowsのレジストリの機能を活用することで、ユーザーに通知することなく、サードパーティのソフトウェアが拡張機能をGoogle Chromeへ追加できるサイレントインストールの仕組みがあった。これは本来、他のアプリケーションソフトをインストールする際に、同時に有用な拡張機能をユーザーのオプトインによってインストールできるようにするためのものだったという。しかし、ユーザーに対して適切な通知をすることなく、サードパーティが拡張機能をインストールするのに悪用されているとしている。

 これに対してGoogle Chromeのバージョン「25」(現在は開発版の段階)ではまず、サードパーティのソフトウェアが、Google Chromeの外部拡張機能実装オプションを使用してインストールする拡張機能はデフォルトで無効化。インストール時に拡張機能を有効化するか削除するか、ユーザーが確認できる画面をGoogle Chromeが表示する。

 また、同オプションを使用してすでにインストールされたすべての拡張機能も自動的に無効化した上で、再び有効化するかどうかをユーザーに確認する画面を1回だけ表示する。なお、拡張機能の有効化・無効化は、Google Chromeの設定画面よりいつでも変更できる。

(永沢 茂)