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アイ・オー、VLAN構築専用のボックス型機器「BX-VL1」

 株式会社アイ・オー・データ機器は11日、VLAN(Virtual LAN)構築用のボックス型機器「BX-VL1」を発表した。1つのLANを仮想的に分割し、インターネット接続を共有しつつも異なる部署間でのLAN接続を制限するといった用途に対応する。12月下旬発売予定で、価格は1万2500円(税別)。

「BX-VL1」を使ってのVLAN構築概念図

 BX-VL1では、全部で3つの1000BASE-T対応有線LANポートを搭載。このうち「LAN1」および「LAN2」ポートに接続されたネットワークの間では通信が遮断される。一方、「UPLINK」ポートに接続したネットワークには、「LAN1」「LAN2」いずれに接続したネットワークからもアクセスが可能。

 VLAN機能は、高性能スイッチングハブのいち機能として提供されることが多いが、BX-VL1ではVLANに機能を限定することで価格を抑え、機器も小型化した。なお、本体には最大電源容量200Wのサービスコンセントを内蔵しているため、手軽に電源を確保できる。

 本体サイズは約120×170×35mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約550g。パッケージにはACケーブル(1.8m)、壁掛け用金具などが同梱される。

「BX-VL1」の外観
背面

(森田 秀一)