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米Microsoft、ブラウザ版無料Officeの「Office Online」を発表

〜わかりにくかった「Office Web Apps」から名称変更

 米Microsoftは20日、Webブラウザーから無料でOfficeの主要機能を利用できる「Office Online」を新ドメイン「Office.com」サイトで公開した。Microsoftアカウントがあれば誰でも無料で利用できる。

「Office Online」トップページ

 「Office Online」は、2009年以来提供されてきたOffice Web Appsの名称を変更したもので、今回の発表に伴う新機能は特にない。Microsoftは19日にSkyDriveをOneDriveに変更したばかりで、Microsoftのオンラインブランド名称が大きく変わったことになる。

 Office Onlineはブラウザー内でOfficeの多くの機能を利用できる。最近リアルタイム共同編集機能が追加され、より使いやすくなった。提供されているアプリケーションはWordオンライン、Excelオンライン、PowerPointオンライン、One Noteオンライン、カレンダー、OneDriveで、Microsoftアカウントでログインすれば誰でも無料で利用できる。

 Officeドキュメントの作成、編集、共有、リアルタイム共同編集といった作業を、使い慣れたOfficeのユーザーインターフェイスで、ブラウザー上でWebアプリケーションとして利用できる。

 今回の発表に合わせて、数百ものWord、Excel、PowerPointテンプレートが公開され、簡単なドキュメントをすぐに作成開始できるようにもなった。

 Office Onlineのドキュメントは、オフラインのOffice 2010又はOffice 2013で開いてから作成、編集が可能。オフライン状態からオンラインのドキュメントを編集し、ローカルに保存するなど、連係機能も利用できる。

 とくにMicrosoft純正のオフィススイートサービスであることから、Googleドキュメントなど他社のオンラインオフィススイートと比べ、互換性の心配がないことも大きなメリットだ。

 これだけの無料サービスでありながら、Office Onlineの存在はその価値に見合う認知度を得ていない印象がある。「Office Web Apps」というわかりにくい名称のため、アプリケーションをインストールする必要があるという誤解を招き、Webブラウザーだけで利用できることが理解されていなかったことに加え、Office Web Appsを利用するために、なぜかSkyDrive.comという無関係に見えるサービスにログインし、ドキュメントを作成する必要があったことも原因として挙げられる。

 しかし今後は、Office.comという誰でもわかる名称のサイトにアクセスし、Microsoftアカウントでログインすればすぐにドキュメントを作成できることになる。

(青木 大我 taiga@scientist.com)