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「あなたのPCは4月9日以降、大丈夫?」~Windows XPの識別方法、IPAが解説

Windows XPのスタートボタン(IPAの発表資料より)

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は1日、毎月出している情報セキュリティにおける「今月の呼びかけ」を発表した。今月は「あなたのパソコンは4月9日以降、大丈夫?」。

 Windows XPとOffice 2003のサポートが、日本時間の4月9日をもって終了することを受けてのもの。サポートが終了すると、脆弱性が見つかっても修正パッチが提供されなくなるため、そのまま使い続けることはリスクがあると説明。IPAでは、自身のPCのOSがWindows XPかどうか、また、Office 2003がインストールされているかどうか分からないユーザー向けに識別方法を紹介している。

 Windows XPについては、1)PC起動時に表示されるWindowsのロゴ画面、2)スタートボタンのデザイン、3)システムのプロパティの表示――の3点の画面写真を示し、いずれかに該当する場合はWindows XPだとしている。

 Office 2003については、1)スタートメニューに「Microsoft Office Word 2003」や「Microsoft Office Excel 2003」の表記がある、2)コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」または「プログラムのアンインストール」を開くと、「Microsoft Office ○○○○ Edition 2003」と表記されている――という2点を挙げ、該当する場合はOffice 2003がインストールされていると説明。

 Windows XPやOffice 2003であることが識別された場合は、マシンの乗り換えや現行バージョンへのアップグレードを検討することなどを促している。

(永沢 茂)