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文化庁、「国語に関する世論調査」動画化、慣用句での齟齬を寸劇に
(2014/4/18 16:05)
文化庁は18日、「国語に関する世論調査」をベースにしたYouTube動画の公開を開始した。本来の意味と異なる意味で使われることが多いことが同調査から分かった慣用句について、動画で紹介していく。
「ことば食堂へようこそ!」シリーズとして全20話を予定しており、毎月第1・第3金曜日の14時に新作を追加する。各話は4分ほどで、18日には第1話「役不足」を公開した。
「役不足」の本来の意味は「本人の力量に対して役目が軽すぎること」だが、同調査によれば「本人の力量に対して役目が重すぎること」ととらえている人の方がまだ多いという。
動画では、慣用句を本来の意味で理解している人と、異なる意味で理解している人とのコミュニケーションの齟齬を寸劇で伝えるとともに、異なる意味が生まれた原因などにも解説する。台本もPDFで公開するほか、「文化庁月報」に連載された連載「言葉のQ&A」の該当記事も参照できる。
第2話以降で取り上げる言葉は「煮え湯を飲まされる」「敷居が高い」「奇特」「気が置けない」「雨模様」「枯れ木も山のにぎわい」「割愛する」「流れに棹さす」「世間ずれ」「煮詰まる」「他山の石」「御の字」「すべからく」「手をこまねく」「やおら」「琴線に触れる」「失笑する」「情けは人のためならず」「耳ざわり」。