ニュース

JPCERT/CC、紀元前30世紀~2013年の「セキュリティインシデント年表」公開

 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は22日、「JPCERT/CCセキュリティインシデント年表」をウェブサイトで公開した。紀元前30世紀から2013年までのコンピューターセキュリティに関する社会動向、世界のインシデント、JPCERT/CCの活動を年表形式にまとめている。

 インシデントについては「フィッシング」「Webサイト改ざん」「マルウエア」「マルウエアサイト」「スキャン」「DoS/DDoS」「制御システム」「その他」という8項目に分類して色分け表示。チェックボタンにより各項目の表示・非表示が選択できる。

 各年のタイトルバーには、その年にJPCERT/CCが受け付けたインシデント報告件数も掲載した。JPCERT/CCが事務所を開設した1996年はわずか13件だったのが、2013年には2万9746件となった。

 JPCERT/CCでは「IT利用技術や環境の変化に伴うセキュリティ問題やインシデント被害の発生状況の変遷、状況に応じて対策も進化することの必要性などを振り返り、今後の対策等を見直す機会としていただければ幸い」と述べている。

(永沢 茂)