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10代のメディア閲覧時間、スマホでのネット接続が「テレビ」「PC」を上回る

ジャストシステム調査

 株式会社ジャストシステムは10日、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用した調査レポート「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2014年5月度)」を発表した。

 調査対象は、Fastaskのモニターのうち15歳から69歳までの5歳ごとに男女それぞれ50人ずつ(計1100人)。調査期間は5月28日~29日。

 「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」「PCからのインターネット接続」「スマートフォンからのインターネット接続」の各メディアについて、それぞれ1日のプライベートでの閲覧時間を尋ねた質問では、10代では「スマートフォンからのインターネット接続」が最も長く104.3分で、「テレビ」の94.9分や、「PCからのインターネット接続」の89.8分を上回った。

 2013年12月に実施した同様の調査では、「PCからのインターネット接続」が121.3分で最も長く、「テレビ」は106.7分、「スマートフォンからのインターネット接続」は99.9分だったが、今回の調査ではスマートフォンとPCの順位が入れ替わった。

 Windowsユーザーが利用しているウェブブラウザーの割合は、Internet Explorer 11(IE11)が34.6%で最も高く、次いでGoogle Chromeが33.3%、Firefoxが19.2%。前月(4月)の調査では、IE11が36.1%、Google Chromeが25.4%、Firefoxが17.5%となっており、IE11の割合がやや減少する一方、他のブラウザーの割合が増加している。

 ニュース系キュレーションアプリに関する質問では、認知度が最も高かったアプリは「LINE NEWS」の40.4%で、以下は「Gunosy」が22.1%、「SmartNews」が20.1%。利用率も「LINE NEWS」が10.5%で最も高く、以下は「SmartNews」が6.1%、「Gunosy」が5.7%。

 マンガを無料で読めるスマートフォン向けアプリに関する質問では、認知率が最も高かったアプリは「LINEマンガ」の30.9%で、次いで「マンガボックス」が17.7%、「マンガ全巻無料!」が17.6%。利用率も「LINEマンガ」が5.7%が最も高く、以下は「マンガ全巻無料!」が3.8%、「マンガボックス」が3.7%。

 通信速度が制限される代わりに月額の利用料金が安い「格安スマホ」についての認知率は65.0%で、このうち「現在利用している」は4.6%、「過去に利用した経験がある」は1.5%で、「存在は知っていて購入を検討している」は4.5%、「存在は知っていて興味はある」は19.9%、「存在は知っているがあまり興味はない」は35.5%となった。

マンガ系アプリの利用状況

(三柳 英樹)