ニュース
全天球カメラ「RICOH THETA」の新モデルは動画撮影に対応、API/SDK提供も
(2014/10/28 18:24)
株式会社リコーは、360度の全天球イメージをワンショットで撮影できるカメラ「RICOH THETA」をモデルチェンジし、動画撮影に対応した新モデル「RICOH THETA m15」を11月14日に発売する。オープンプライスだが、市場想定価格(税別)は3万円台前半。
小型・軽量の本体デザインはそのままに、動画撮影に対応したほか、Wi-Fiによる転送速度を従来比で2倍に高速化するなどの強化を図った。撮影したイメージはWi-Fi経由でスマートフォンに転送し、専用アプリ上で閲覧できる。動画は、PCに取り込んだデータをWindows/Mac対応の専用ソフトで合成処理することで、つなぎめのない全天球動画(最大3分間)となる。
それら撮影した全天球イメージは専用サイト「theta360.com」にアップロードしてSNSなどで共有したり、Google マップやGoogle+へ投稿することも可能。なお、theta360.comにアップロードできるデータは最大5MBのため、動画(1280×720ピクセル)は約6秒までとなる。
新モデル発売に伴い、theta360.comでは11月14日よりAPIおよびSDKのベータ版を公開。RICOH THETAの操作や設定が行えるアプリをユーザーが独自に開発できるようにする。
RICOH THETA m15の本体サイズは42×129×22.8mm(幅×高さ×奥行)で、重さは約95g。本体カラーは、従来からあるホワイトに加えて、ピンク、イエロー、ブルーの計4色のバリエーションを用意した。内蔵メモリは4GBで、記録可能枚数/時間は静止画(JPEG形式)が約1200枚、動画(MOV形式、MPEG-4 AVC/H.264)が合計約40分(1回の記録時間は最大3分)。電源はリチウムイオンバッテリーを内蔵。USBケーブル経由で充電する方式で、約200枚の撮影が可能。