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Google、Docker対応の「Container Engine」などCloud Platform関連の新サービス

 米Googleは4日、サンフランシスコで開催したイベント「Google Cloud Platform Live」で、コンテナ型仮想化「Docker」を利用できる「Container Engine」など、Cloud Platform関連の新サービスや新機能を発表した。

 Container Engineは、オープンソースのコンテナ管理ツール「Kubernetes」を用いて、Google Cloud Platform上でDockerコンテナの運用を行えるサービス。現時点ではアルファ版のトライアルという位置付けで、無料で利用できる。

 また、Googleのネットワークに接続するための「Cloud Interconnect」の提供を開始。Googleが33カ国・70カ所に展開する拠点へのダイレクトピアリングと、EquinixやIX Reachなど7社のキャリアパートナーを経由しての接続を提供。VPNによる接続も来月提供予定としている。

 このほか、アプリケーションのトラブルシューティングを容易にする「Cloud Debugger」のベータ版や、自動スケーリング機能「Compute Engine Autoscaler」の提供を開始。Cloud Platformを300ドル分無償で利用できるフリートライアルの提供も開始した。

 料金面では、10月に発表したCompute Engineの10%値下げに続き、Network egress(値下げ率47%)、BigQuery storage(同23%)、Persistent Disk Snapshots(同79%)、Persistent Disk SSD(同48%)、Cloud SQL(同25%)といった各サービスの値下げを発表した。

(三柳 英樹)