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バッファロー、子供の写真撮りまくりのiPhoneママとその夫向け11acルーター

 株式会社バッファローは、IEEE 802.11ac/a/n/g/b対応無線LANルーターの新製品「WZR-S1750DHP」を12月上旬に発売する。価格は2万3200円(税別)。「子供の写真をたくさん撮り、iPhoneの容量不足に困っているママの悩みを解消すること」をコンセプトに設計した製品だという。

 カメラロール内の写真を簡単にバックアップできるiPhoneアプリ「写Sync(シャシンク)」に対応しており、ルーターに装着した付属のUSBメモリ(32GB)にワンタップで写真をアップロード可能。その後、カメラロール内の写真を消去しても写Syncにはファイルサイズが約100分の1のプレビュー画像が残るため、ネットワーク経由でなくともiPhoneの画面で写真を知人などに見せることができるという。元データが必要な場合は、オンラインで取り寄せられる。写syncのユーザーID・パスワードを共有すれば、家族などの他のiPhoneからも写真をダウンロード可能。

 なお、この製品はデュアルバンド対応の既存製品「WZR-1750DHP2」がベースになっており、「Wi-Fiルーターとしてはパパも納得の性能を持っている」と説明している。具体的には、5GHz帯ではIEEE 802.11acで最大1300Mbps、2.4GHz帯ではIEEE 802.11nで最大450Mbpsの通信速度(いずれも規格値)。データ処理は800MHzデュアルコアCPUに加え、5GHz帯・2.4GHz帯それぞれの補助チップを搭載しており、2種類の電波を同時に高速処理するという。

 「ビームフォーミング」および「ビームフォーミングEX」に対応しているほか、動画やゲームなど通信の優先順位を設定できる「アドバンスドQoS」も装備。また、ウェブフィルタリングと使用時間帯制限が行えるペアレンタルコントロール機能「Norton Connect Safe」が無料で利用できる。無線LANの設定は「StationRadar」アプリからも行えるため、スマートフォンだけで家庭内の無線LAN環境がコントロールできるとしている。

 有線ポートは、WAN側、LAN側(4ポート)ともにギガビット対応。また、USB 2.0×2ポートを備える。本体サイズは212×183×34mm(突起部を除く)、重さは約600g。

 なお、ベースとなったWZR-1750DHP2とは、USBポートの仕様など一部違いがある(WZR-1750DHP2はUSB 3.0×1ポート、USB 2.0×1ポート)。

(永沢 茂)