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Adobe、「Flash Player」のゼロデイ脆弱性を修正するアップデート提供開始

 米Adobe Systemsは4日、Flash Playerに新たな脆弱性の存在が確認されていた問題について、脆弱性を修正したバージョンの提供を開始した。

 最新バージョンは「16.0.0.305」で、Flash Playerを自動更新に設定しているユーザーに対してアップデートの配信を開始した。米国時間5日からは、手動でのダウンロード提供も開始する予定。Flash Playerを内蔵しているGoogle ChromeやWindows 8.1/8のInternet Explorer(IE) 11/10に対しても、アップデートを配信していく。

 Flash Playerには、バージョン16.0.0.296以前に影響のある脆弱性「CVE-2015-0313」が発見され、既にこの脆弱性を悪用する攻撃として、Windows環境のIEおよびFirefoxを対象とした攻撃が確認されていた。

(三柳 英樹)