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ヤフーとソニー不動産、売り主・買い主間でマンションの売買ができる「おうちダイレクト」提供開始

 ヤフー株式会社とソニー不動産株式会社は16日、不動産売買プラットフォーム「おうちダイレクト」において、「物件売り出し(物件掲載)」機能と買い主向け機能を公開し、正式サービスを開始した。

 おうちダイレクトは、不動産仲介会社を経由することなく、売り主であるマンション所有者と買い主である購入検討者の2者間でマンションを直接売買できるサービス。東京都心6区(千代田区、中央区、港区、渋谷区、品川区、江東区)にマンションを所有し、おうちダイレクトにオーナー登録をしたユーザーが所有するマンションを売り出すことが可能。今後も売り出し可能なエリアを拡大する予定としている。

 買い主はYahoo! JAPAN IDでログイン後、購入検討中である旨の意志を表明できる「買いたいリクエスト」機能を使うことができる。また、マンションの住戸タイプごとの推定価格を確認することも可能。一方、売り主は、マンションに対する買いたいリクエストの総数(人気度)や、買いたいリクエストごとの希望条件が分かる。

 買い主が内見を申し込むと、ソニー不動産が以降、売買条件の調整、交渉、重要事項説明、売買契約の締結、売買代金の決済・物件の引き渡しなど一連の不動産取引実務をサポートする。これにより、取引の安全性を担保することができるとしている。

 物件に関する質問・回答はおうちダイレクト上で直接行うことが可能。買い主は物件の詳細をより把握できるとともに、売り主は物件のアピールポイントを伝えることができるとしている。

(磯谷 智仁)