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マイクラを使ったブラウザーベースの無料プログラミング教材「Minecraft Hour of Code」提供開始

 米Microsoftは16日、サンドボックスゲーム「Minecraft」をベースにしたプログラミングの基礎を学べる教材「Minecraft Hour of Code」の提供を開始したことを発表した。無料で利用可能。

「Minecraft Hour of Code」

 Minecraft Hour of Codeは、ブラウザー上で動作し、あらかじめ用意されたブロック状のコードを組み合わせることで、ステージごとに与えられた課題をクリアしていくもの。全部で14種類のステージが用意されており、指定された物体のブロックを崩したり、素材を回収することでプログラミングにおける思考や問題解決スキルをゲーム感覚で学ぶことができるとしている

ブロックを組み合わせてキャラクターを動かしていく
チュートリアルの動画や説明文が見られる

 なお、現在対応している言語は英語のみだが、一部日本語で表記されている箇所もある。今後、対応言語を拡大する予定としている。

 この取り組みはCode.orgにより運営される「Hour of Code」の一環で、子供達にコンピューターサイエンス教育を推進する目的で開始されたもの。

 Microsoftによると、若い人々には技術を使用する方法だけでなく、イノベーターになるための方法やコミュニティの成長に繋がる技術を構築する方法を教えることが重要だという。また、コンピューターサイエンスの学習により、計算思考や問題解決など、あらゆる業界・分野においても通用する能力を強化することができるとしている。

(磯谷 智仁)