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警察庁、児童の性的搾取事犯に対する国際的な集中取り締まり「オペレーション・サイバー・ガーディアン」を報告

 警察庁は4月27日、オンライン上の児童の性的搾取等事犯の集中取り締まりに係る国際協同オペレーション「オペレーション・サイバー・ガーディアン」を実施した結果を報告した。

 同オペレーションは、日本のほかシンガポール・タイ・韓国・香港・ブルネイ・マレーシアが参加し、3月23日~4月17日の期間、オンライン上の児童ポルノなどの性的搾取事犯に対する集中的な取り締まりを実施したもの。被疑者445人(最年少12歳、最年長72歳、男性430人、女性15人)を捜査対象とし、382カ所でPC116台、携帯電話など340台、タブレット25台、外部記憶媒体140個、ルーター16台の差し押さえを行った。

 日本では、同オペレーションを「児童ポルノ撲滅に関する国際協力強化期間」と位置付け、他国との間での相互の情報提供等に基づくCSAM(児童性的虐待:Child Sexual Abuse Material)に係る操作のほか、都道府県警察においても積極的な取り締まりを推進した。結果、国内では、99人(最年少14歳、最年長72歳、男性95人、女性4人)を児童ポルノ公然陳列・製造・所持・提供・保管、児童買春、不同意性交などの罪で検挙。131カ所でPC45台、携帯電話など101台、タブレット16台、外部記憶媒体49個の差し押さえを行った。

 報告では、具体的な検挙事例として、次のようなものが紹介されている。

  • 無職の男(60歳代)が、インターネット上において、不特定多数のファイル共有ソフト利用者に対して児童ポルノを閲覧可能な状態にさせた児童ポルノ公然陳列事件
  • 元児童通所施設職員の男(40歳代)が、施設を利用していた10歳未満の女児に対し、わいせつ目的で被疑者の自宅に連れ込み誘拐し、わいせつな行為をしたうえ、その様子をスマートフォンで撮影したわいせつ誘拐、不同意わいせつ、児童ポルノ製造等事件
  • 公立高校教諭の男(20歳代)が、10代の女児に被疑者の自宅でわいせつな行為をし、その様子をスマートフォンで撮影した児童ポルノ製造等事件
  • 無職の男(20歳代)が、同居する10代の女児らにわいせつな行為をし、その動画を撮影した児童福祉法違反、不同意わいせつ、性的姿態撮影及び児童ポルノ製造等事件

 同様の「オペレーション・サイバー・ガーディアン」は、2025年にも行われている。

捜査の様子(報道発表資料より)