海賊版CDをネット販売、大阪市の男性を書類送検


 大阪府警阿倍野署は18日、権利者に無断で複製した海賊版CD-Rをインターネットを利用して販売していたとして、大阪府大阪市の男性(51歳)を著作権法違反で書類送検した。日本レコード協会(RIAJ)が公表した。

 男性は、RIAJ会員社およびグループ社であるレコード会社13社が権利を持つCD音源を、有線放送から自宅のPCに取り込み、CD-Rに録音して販売していたという。警察の捜査によると、男性は1993年頃からこうした販売行為を重ね、2004年以降の売上は約340万円に上っていた。また、家宅捜索時に押収したPCの中には約8万5000曲分の音源があり、販売用CD-R約2300枚が見つかっているという。

 RIAJでは、今回の事件は知的財産権侵害に関わる事件として警察が積極的な取り締まりを行った結果によるもので、この種の事件に対する大きな警鐘となるものだと説明。今後も警察との連携を密にし、積極的に違法対策に取り組んでいくとしている。


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(三柳 英樹)

2009/9/25 19:36