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生成AIが巡回するたび報酬が発生? 無断クローラー対策の決定版となる標準規格が誕生

 生成AIが巡回することに報酬の支払いを求めるなどのライセンスを設定できる標準規格が誕生し、海外で話題になっている。

 「Really Simple Licensing(RSL)」は、 生成AIのトレーニングデータを収集するクローラーに対する利用条件をウェブパブリッシャーが設定できるというもので、ウェブサイトの「robots.txt」ファイルに追記するだけで利用できる。これを用いれば、生成AIのクローラーがコンテンツを巡回するごとに支払うべき料金といったライセンスも設定できることから、AIスクレイピングによってクリエイターは報酬を得やすくなるという。無断クローラー対策の決定版となることが期待されるこの標準規格、すでにReddit、Yahoo、Quora、Mediumなどの大手が賛同を表明しており、RSLの公式サイトもオープン。また、海外では早速、Wikipediaのページも登場するなど反響も広がっている。今後の業界の動きに要注目だ。