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Android向けの老舗ランチャー「Nova Launcher」の創設者が退社、事実上の終了へ

 Android向けランチャーとして著名な「Nova Launcher」が事実上の終了を迎えたことが明らかになった。

 Nova Launcherは、Android 4.0時代から存在するランチャーで、ホーム画面を細かくカスタマイズできることからAndroidユーザーの間で人気が高く、日本での知名度も高かった。2022年に同アプリがBranchに買収されてからも、Nova Launcherの創設者であるKevin Barry氏を中心に開発が続けられてきたが、このたび同氏は9月6日付の文書で、すでにBranchを離れてNova Launcherの開発にはもう関わっていないことを公表。あわせて、同氏がプロジェクトを離れた場合には履行されるはずだったオープンソース化の公約が果たされず、中止に追い込まれたことも明らかにしている。Nova Launcherは現時点でもまだダウンロードは可能だが、今後はアップデートも見込めず、オープンソース化による開発継続のめども立たなくなったことから、事実上の「終了」を迎えたことになる。買収当時にNova Launcherのオープンソース化を公約した当時のCEOはすでに同社を去っており、引き継ぎがうまく行われなかったことも一因とみられる。経緯が経緯ということもあり、海外掲示板「reddit」の関連スレッドでは悲しみの声で満ち溢れている。