「Google Apps」にiPhoneなど携帯端末のセキュリティ管理機能


 米Googleは3日、「Google Apps」有料サービスに、iPhoneやNokia E Series、Windows Mobile端末のセキュリティを簡単に管理できる機能を追加すると発表した。

 この機能を利用できるのは、「Google Apps Premier Edition」「Google Apps Education Edition」の管理者だ。コントロールパネルからこれら端末のセキュリティを管理でき、そのための追加ソフトウェアやサーバー管理は必要としない。

 利用できる機能は、携帯端末の紛失または盗難の際のデータ遠隔消去、一定期間利用がないアイドル状態端末の遠隔ロック、各携帯端末固有のパスワード設定、より強固なパスワード設定のための最低文字数、文字/数字/記号を含めるよう要求することが可能になる。

 特に遠隔消去機能は、ユーザーがGoogle Appsと携帯端末を同期させ始めると同時に利用可能になる。

 Googleは、Google Appsの機能を携帯端末で利用しやすくするため、iPhone、Nokia E Series、Windows Mobile向けに「Google Sync」アプリケーションを公開している。これを使うと、メールやカレンダー、連絡先情報をGoogle Appsと同期できる。

 GoogleではAndroid端末についても、同様の機能を提供する計画があるとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/2/5 11:47