文書共有サイトScribd、携帯転送機能「Send-to-Device」追加


 文書共有サイトの米Scribdは24日、携帯電話や電子書籍リーダーへ簡単に文書を送信できる「Send-to-Device」機能を追加したと発表した。

 この機能が利用できるのは、無料で配布されている文書や、購入できる書籍、O'Reilly Mediaなど一部出版社が無料で提供している書籍の章などに限られている。対応している文書には「Mobile」というアイコンが表示される。

 対応している端末は、Kindle、iPhone、Android、Windows Mobile、BlackBerryなど11プラットフォームに及ぶ。

 ただし、ドキュメント自体がこの機能に対応していても、転送するには容量が大きすぎる場合や、端末で表示できないフォーマットである場合、出版社の許可がない場合、DRMが端末に対応していない場合などもあるとしている。

 また、Kindleへの送信は転送料金がかかる場合があるため、注意が必要だ。そのため、PCなどにいったんダウンロードした後、USBで転送するなどの方法が推奨されている。

 iPhoneやAndroidでは、メールアドレスを入力し、PDFまたはプレーンテキストで転送するか、ドキュメントへのリンクをSMSで送信するといった方法がサポートされている。この場合にも転送料金に注意するよう促している。

 なお、Scribdでは3月ごろに、AndroidとiPhone用のアプリケーションを公開し、検索、文書閲覧、ソーシャル機能を提供する予定だとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/2/25 11:40