Google、検索に「スター」機能導入、「SearchWiki」は引退


 米Googleは3日、検索結果ページに「スター」機能を導入すると発表した。その一方で「SearchWiki」を引退させる。

 スター機能は、GmailやGoogleリーダーでおなじみの機能だ。ユーザーが重要だと思った項目にスター印を付けて保存しておける。

 検索結果ページにスター機能が導入されると、重要な検索結果を覚えておきたい場合に、スターを付けておくことができる。次に同じ検索を行った場合に、以前にスターを付けた項目が最上部に列挙される。スターを付けた項目は、GoogleブックマークやGoogleツールバーと同期しているため、いつでも参照・整理できる。数日中に、Googleアカウントにサインインしている全ユーザーに提供される予定だ。


Googleの検索結果ページに導入された「スター」機能(Google公式ブログより画像転載)

 スター機能を導入する代わりに、これまでパーソナライズドサーチの一機能として掲載されていたSearchWikiは引退することになった。SearchWikiは、表示された検索結果の順番を、透明な矢印を操作することで変更できるものだった。しかしGoogleによると、ユーザーは「Googleのオーガニック検索結果の順番を変えることを好まなかった」という。

 SearchWikiは引退するとはいえ、これまでに編集した内容は今後もGoogleアカウントに保存されるとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/3/4 12:57