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警視庁、偽のCAPTCHA画面でマルウェアをインストールさせる手口に注意喚起
2025年9月10日 15:15
【「私はロボットではありません」の画面、本物ですか?】
— 警視庁サイバーセキュリティ対策本部 (@MPD_cybersec)September 9, 2025
CAPTCHA画面に偽装してクリックさせる手口が増えています。怪しいメールや広告のリンク先で急に出た確認画面はクリックせずに閉じましょう。また、指示されたコマンドを安易に実行しないよう注意してください。#ClickFix#CAPTCHApic.twitter.com/c53lCAx71D
警視庁サイバーセキュリティ対策本部は、ウェブサイトにアクセスしたユーザーが人間であることを確認するCAPTCHA画面に偽装して、マルウェアをインストールさせる手口が増えているとして注意喚起をしている。
偽のCAPTCHA画面で人間であることを証明する方法と偽り、[Windows]+[R]キーを押すことで「ファイル名を指定して実行」を表示した後、[Ctrl]+[V]キーを押して[Enter]キーを押すように指示される。
この操作手順は、偽のCAPTCHA画面がクリップボードにコピーした悪意のあるコマンドを、「ファイル名を指定して実行」の入力ボックスに貼り付け、実行するまでのもの。この手順で操作することで悪意のあるコマンドが実行され、マルウェアをインストールされるなどの被害が発生してしまう。
これは、悪意のあるコマンドをユーザー自身に実行させる「ClickFix」と呼ばれる攻撃手法の典型的なパターンの1つだ。
警視庁は、不審なメールや広告のリンク先で急に出たCAPTCHA画面はクリックせずに閉じることと、指示されたコマンドを安易に実行しないことを求めている。