新型「NEX」にWiMAX、車内液晶向けコンテンツの伝送経路に


 UQコミュニケーションズは、JR東日本の特急列車「成田エクスプレス(NEX)」の新型車両であるE259系で、車内に設定されている大型液晶案内装置へのコンテンツ配信用通信回線として、「UQ WiMAX」が採用されたと発表した。

 JR東日本では、首都圏と成田空港を結ぶNEXの車両として、昨年10月1日よりE259系を導入した。E259系では、大型液晶案内装置を車内に設置し、天気予報やニュース、フライト情報、広告などを表示しているが、広告以外のコンテンツは携帯電話のデータ通信でやり取りし、広告などの動画コンテンツはタイムリーに配信できなかった。

 2月初旬から一部編成で、WiMAXによる伝送の試験運用を開始。2月末で正常に動作すると確認できたことから、3月11日には全編成でWiMAXによるコンテンツ伝送システムの導入が完了した。なお、新型NEXではUQの無料オプションサービス「UQ Wi-Fi」が提供されている。


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(関口 聖)

2010/3/17 19:35