ぷららがスパム対策強化、動的IPアドレスからのメールに再送要求


 NTTぷららは19日、ISPサービス「ぷらら」の迷惑メール対策として、ぷららの受信メールサーバーに送られてきたメールが、動的IPアドレスや過去にスパムメールとして利用されたIPアドレスであった場合、受信前に再送要求を発信する仕組みを導入した。

 迷惑メールの特徴の1つとして、送信者が送信メールサーバーの固定のIPアドレスではなく、各ISPサービスが割り当てる動的IPアドレスを使用し、メールサーバーを経由せずに直接送信するケースが多く見られる。

 今回の迷惑メール対策では、再送要求を受けた送信メールサーバーが適正に管理されている場合は再送信を行う一方、適正に管理されていない場合は再送信を行わないという迷惑メールの特性を利用したという。

 対策は19日以降、ぷららのメールサービスを利用する個人会員に順次適用される。システム全体に対して適用するため、会員が個別の申し込みや設定を行う必要はない。


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(増田 覚)

2010/4/19 18:05