マカフィーがセキュリティソフト50年分プレゼント、ハッカー文化50周年で


 マカフィー株式会社は、個人向けセキュリティソフト「マカフィー インターネットセキュリティ 2010」50年分を抽選で10人にプレゼントするキャンペーンを実施する。“ハッカー文化”が誕生して、2010年で50年目を迎えることを記念した。

 キャンペーンの応募方法はハガキのみ。締め切りは8月23日。当選者の10人には、「マカフィー インターネットセキュリティ 2010」(マカフィーオンラインストアの参考価格5775円)が50パッケージが送られる。

 「マカフィー インターネットセキュリティ 2010」の利用期間は1年、最大3台のPCで利用可能。「50年分」の使い方についてマカフィーは、友人や知人と分け合うなど、最高150人、150台のPCで使用できるとしている。

 現在では「コンピューターを使用し、不正侵入や改ざんなどを行う者」として使われることが多くなった「ハッカー」だが、本来はコンピューターやネットワークに関して深い知識を持ち、創造的なテクニックを使用してさまざまな課題を解決する人々のことを指すという。

 マカフィーによれば、ハッカー文化の誕生は、米ディジタル・イクイップメント社が世界初のミニコンピューター「PDP-1」をマサチューセッツ工科大学(MIT)に寄贈した、1961年9月に端を発するという。

 MITの技術模型鉄道クラブの信号・電力委員会の関係者らは、「PDP-1」を4和音の音楽演奏に使用するなど、ミニコンピューターを文化として発展させ、いわゆる「ハッカー」の源流となったとしている。

 マカフィーでは、ハッカーが技術的知識を利用してネットワークのセキュリティに侵入し、あえてその痕跡を残すなどの方法でシステムの脆弱性やセキュリティホールの存在などを公にすることで、コンピューターセキュリティに対して貢献してきたとしている。


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(増田 覚)

2010/8/3 18:31