アジェンダ、Win版年賀状ソフト「宛名職人」パッケージをAmazonのみで販売


 株式会社アジェンダは9月1日、年賀状ソフト「宛名職人」の最新版を10月1日に発売すると発表した。パッケージ版価格は、Windows版の「宛名職人2011 Premium DVD版」が標準価格2980円、Mac版の「宛名職人 Ver.17」は標準価格8400円。9月1日より予約受付を開始する。

 年賀状ソフトは、初心者向けのウィザード形式ではがきを作成するユーザーインターフェイスを採用するものが多いが、「宛名職人」はExcelなど通常のパソコンソフトの操作に慣れたユーザー向けのインターフェイスを採用。「ファイル(F)」「編集(E)」などパソコン用ソフトで一般的なプルダウンメニューを装備し、パソコン操作に慣れたユーザーにはわかりやすく馴染みやすい点が特徴だ。

Windows版

今年からAmazon.co.jpのみの販売に切り替えたWindows版の「宛名職人2011 Premium DVD版」パッケージ。標準価格2980円。9月1日からAmazon.co.jpで予約販売を開始した

 初心者よりも中上級ユーザーにターゲットした製品のため、Excelの住所録ファイルからのデータ読み込みや他社製年賀状ソフトのデータ読み込み機能も強化。CSV、TAB区切り、SYLK、筆まめ、筆王、Microsoft Outlook連絡先のほか、Accessの.mdb、Excelの.xls、ケータイ・エディの.ktiなど約20種のファイル形式の読み込みに対応する。

 Windows版は、これまで店頭向けパッケージ版はソースネクストが販売元となっていたが、今回からDVD版パッケージ「宛名職人2011 Premium DVD版(標準価格2980円)」の販売はオンラインショップのAmazon.co.jpのみに切り換えた。

 アジェンダの直営オンラインショップ「AGENDA Net」ではCD版パッケージ(2980円)とダウンロード版(オープン価格)を販売。ダウンロード版は各種ダウンロードサイトでも販売を予定している。

 Windows版の対応OSは、Windows 7(64/32bit版)/Vista(64/32bit版)/XP/2000。Windows 7およびVistaの64bit版では、32bitアプリケーションとして動作する。


Windows版の画面イメージ。通常のパソコンソフトに慣れたユーザーをターゲットとしているため、メニューなどが一般的なソフトと同じような使い勝手となっている

Mac版

Mac版「宛名職人Ver.17」パッケージ。標準価格8400円。Mac版は従来通り全国量販店で店頭販売するほか、AppleStore限定パッケージも用意する

 Macの最新版「宛名職人Ver.17」では、iPhotoを起動しなくてもiPhotoのライブラリから写真を選択してドラッグ&ドロップではがきに貼れるなど、写真を使ったはがき作成機能を強化。そのほか、図形アイテム作成機能、画像マスク機能など25のデザイン編集機能の改良・追加を行った。

 Mac版では、アドレスブックの住所録が同期できるほか、Contact XML 1.1、vCard Ver.3.0/2.1、CSV、TAB形式のファイルの読み込み/書き出しに対応する。

 販路については、Mac版は従来通り量販店でも店頭販売を行なう。パッケージ版「宛名職人Ver.17」は標準価格8400円。アップグレード版パッケージは6000本限定で標準価格5460円。アップグレード版利用の際には、アップグレード対象製品のシリアル番号が必要だが、今年からWindows版の従来製品からMac版へのアップグレードが可能になっている。

 ダウンロード版は、直販サイトAGENDA Net価格で4200円。このほか、1000本限定でApple Store限定版を用意。価格は標準パッケージと同じ8400円で、デザイナーズ年賀状デザイン28点が追加されているほか、2GBのUSBメモリが特典として同梱される。

 Mac版の対応OSは、Mac OS X v10.6~10.5。また利用の際は、Mac OS Xの言語環境では、日本語が最優先(コントロールパネルの[言語]で日本語が一番上にある)となっている必要がある。


Mac版の画面イメージ。iPhotoを起動しなくてもiPhotoライブラリから写真選択が可能になったほか、図形アイテム作成機能、画像マスク機能などが強化された

関連情報

(工藤 ひろえ)

2010/9/1 14:30