無料の「サイボウズLive」、Googleカレンダーとの同期に対応。APIも一般公開


 サイボウズ株式会社 は9月16日、無料のコラボレーションツール「サイボウズLive」をアップデート、連携ツール「サイボウズLiveシンク」でGoogleカレンダーとサイボウズLiveの同期をサポートした。同時に、「サイボウズLive」のAPIも公開した。

連携ツール「サイボウズLiveシンク」でGoogleカレンダーとサイボウズLiveの同期をサポートした。

 「サイボウズLive」は無償のSaaS型グループウェアで、1グループあたりメンバー20名まで、容量200MBまで利用できる。登録メンバーと記録容量は、今後有料オプション提供により追加が可能になる見込み。有料オプションの提供は2010年後半とアナウンスされている。

 今回のアップデートにより、「サイボウズLiveシンク」でGoogleカレンダーとサイボウズLiveを同期する機能が追加された。「サイボウズLiveシンク」を実行することで、Googleカレンダーのスケジュール情報を定期的にサイボウズLiveに取り込むことが可能となっている。

 また、同時に「サイボウズLive」のAPIが公開された。API公開にあたり、サイボウズでは開発者向けの情報サイト「サイボウズLive Developer Center」を開設。今後「サイボウズLive Developer Center」でAPIに関する技術情報を公開していく。

サイボウズLive Developer Center
https://developer.cybozulive.com/

 APIを利用することで、外部アプリケーションから「サイボウズLive」上のスケジュール情報や新着情報が取得できる。APIの通信方式は「REST」 、認証方式は「OAuth」を採用している。

 サイボウズでは、ユーザーからの強い要望に応えて、API公開に至ったとしている。API公開により、開発者がAPIを利用して「サイボウズLive」と連携するアプリケーションを個人・企業を問わず自由に開発可能となった。


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(工藤 ひろえ)

2010/9/16 11:55