Google Chrome最新版、Flashの脆弱性などを修正。ベータ版にはPDF閲覧機能
Googleは4日、ウェブブラウザー「Google Chrome」の最新バージョンを公開した。GoogleのサイトからWindows版、Mac版、Linux版がダウンロードでき、既存ユーザーに対しては自動アップデートが行われる。また、バージョン情報の確認画面からオンラインアップデートも可能。
Google Chromeの安定版はバージョン7.0.517.44となり、計10件の脆弱性を修正。10件の脆弱性はいずれも、危険度が4段階で上から2番目に高い“High”と判定されている。また、Google Chromeに内蔵されているFlashについても、最新版へのアップデートが行われている。Adobeでも、ゼロデイ脆弱性など計18件の脆弱性を修正した最新バージョンのFlash Playerを4日に公開している。
このほか、Google Chromeのベータ版はバージョン8.0.552.28、開発版はバージョン9.0.570.1(Mac版は9.0.572.0)が公開された。ベータ版については、これまで開発版に組み込まれていたPDFファイルの閲覧機能が追加。プラグインなどをインストールすることなくPDFファイルの表示が可能となり、セキュリティ面からPDF機能はGoogle Chromeのサンドボックス内で動作する形となっている。
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(三柳 英樹)
2010/11/5 17:22
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