Amazon.com、Kindle向け雑誌と新聞の印税率を70%に引き上げ
米Amazon.comは8日、「Kindle Store」で出版物を販売する新聞社および雑誌社に支払う印税の比率を引き上げると発表した。出版物の販売価格から配信コストを差し引いた金額の残りの70%を新聞社・出版社に支払う。契約は12月1日から施行される。
新たな印税率を適用するに当たって新聞社や雑誌社は、電子書籍端末「Kindle」やKindleに対応するあらゆるアプリで出版物を閲覧できるようにしたり、自らが権利を持つあらゆる地域に向けて出版物を配信するなど、いくつかの条件を受け入れる必要がある。
なお、配信コストは出版物をダウンロードするための携帯電話ネットワーク「Amazon Whispernet」を使用した際に発生する通信料で、新聞社と出版社はそのうちの70%を負担することとなる。
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(増田 覚)
2010/11/10 14:19
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