Office 2010のバイナリーファイル検証機能、Office 2007/2003にも展開


 米Microsoftは14日、Office 2010に取り入れられたファイル検証機能の仕組みを、今後Office 2007とOffice 2003にも取り入れることを明らかにした。

 Office 2010では、ユーザーがバイナリー形式のOffice文書ファイルを開こうとした場合、有効なファイルであるかどうかを検証し、問題が検出された場合には保護モードでファイルを開く機能を備えている。バイナリー形式のOffice文書ファイルは攻撃者の標的となることが多いため、新種の攻撃を防ぐための手段としてこうした機能が取り入れられている。

 Microsoftでは、このOffice 2010のファイル検証機能を、Office 2007とOffice 2003でも取り入れることを、Security Responce Centerの公式ブログで明らかにした。2011年第1四半期には利用可能となる見通しで、今後数週間以内に、より詳細な内容とリリース日について案内するとしている。


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(三柳 英樹)

2010/12/16 19:33