「HootSuite」がmixiに対応、日本の携帯向けアプリもベータ公開

デジタルガレージとの提携も


「HootSuite」ウェブ版でmixiへの対応が行われた(HootSuite Japanのブログより画像転載)

 株式会社デジタルガレージ(DG)は22日、ソーシャルサービス管理ツール「HootSuite」を提供しているカナダのHootSuite Mediaと提携したと発表した。DGは、HootSuiteの有料アカウントの日本総代理店となる。

 HootSuiteは、複数のソーシャルサービスを一括して管理できるダッシュボード型ツール。TwitterやFacebook、Foursquare、LinkedIn、MySpaceなどに対応している。PC向けのウェブベースのサービスのほか、スマートフォン向けのアプリなどがある。DGによると、世界で100万人以上のユーザーがおり、中でも日本のユーザーの割合が高いという。

 HootSuiteには、登録可能アカウント数が5件まで、RSSフィードが2件までで、各種機能が省略されている無料版のほか、それぞれ無制限で、統計・分析機能などを備えたPRO版(月額5.99ドル~)およびEnterprise版(月額1499ドル~)がある。DGでは、このうち有料サービスのプロモーション・販売を日本国内で推進する。

 これにあわせてHootSuite Mediaは、日本の携帯電話向けに、Twitterとmixiに対応したダッシュボードアプリのパブリックベータ版をリリースしたと発表した。テレビ受信や歩数計、テレビ電話をデフォルト機能とするなど、日本市場向けに設計したとしており、「他の地域とは異なった進化を遂げてきた日本独特のコミュニケーション文化に対応する」としている。

 このほか、AndroidとBlackBerryのダッシュボードアプリの日本語版も用意したという。iPhoneやiPadに加え、クロスプラットフォームでの日本語対応を実現するとしている。

 さらに、ウェブ版のHootSuiteにおいて20日、mixiへの対応が行われている。携帯版ではプライベートベータの段階でmixiに対応していたが、ウェブ版にも実装されたかたちだ。


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(永沢 茂)

2010/12/22 20:02