パナソニック、テレビ向けネットサービス「VIERA Connect」を発表


 パナソニック株式会社は6日、クラウド型のテレビ向けインターネットサービス「VIERA Connect」を今春より開始すると発表した。サービスの開始に合わせて、対応の薄型テレビ15機種(42~65型)を米国市場に向けて今春より投入する。サービスと対応テレビを、米国ラスベガスで開催される「2011 International CES」に出展する。

 「VIERA Connect」は、パナソニックが海外市場で展開してきた「VIERA Cast」を進化させたものとなり、プラットフォームをオープン化することで対応するアプリケーションの数を増強。テレビでは世界初となる「ヘルス&フィットネス機器」や「ゲームコントローラー」などのハードウェアとの連携機能や、これらの関連機器のオンラインショッピング機能をサポートする。

 CESに出展する「VIERA Connect」の主なサービスとしては、米4大メジャースポーツのライブ放送サービスに対応し、見逃した試合やもう一度見たい試合を楽しめるスポーツサービス、トレッドミルやアームバンド式運動量計などとの組み合わせによるヘルス&フィットネスサービス、ゲームパッドを使ってレーシングゲームのような本格的なゲームを楽しめるサービス、アプリケーションや関連機器をテレビから購入できる「VIERA Connect Market」などが挙げられている。

 パナソニックでは、「VIERA Connect」のプラットフォームをオープン化することで、サービスやアプリケーションの拡大を促進。IPTV向けアプリケーション開発会社のAccedo Broadband AB、Wiztivi、Tata Elxsi Limitedとの協業を推進するとともに、株式会社ACCESSとの協業を進め、「VIERA Connect」のミドルウェア技術を他のCE機器や半導体メーカーに対しオープン化し、IPTV向けアプリケーションのより広範囲なエコシステムの構築に繋げるとしている。


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(三柳 英樹)

2011/1/6 16:57