日本マイクロソフト、PC管理クラウドサービス「Windows Intune」を20日より提供
日本マイクロソフト株式会社は19日、クライアントPCのセキュリティ管理機能を提供するクラウドサービス「Microsoft Windows Intune」を、4月20日より国内で提供すると発表した。30日間の無償トライアルも同時に提供を開始する。
Windows Intuneは、Windowsクライアントの集中管理機能を提供するクラウドサービス。日本マイクロソフトの管理ソフト「System Center」とセキュリティソフト「Forefront Endpoint Protection」の一部機能を、クラウド上の管理インターフェイスを通じて提供することにより、迅速な導入と、PC管理の負荷軽減を実現する。
さらに、管理機能だけでなく、Windows OSを最新かつ最上位のエディション(現在はWindows 7 Enterprise)へアップグレードする権利などが含まれる「クライアントSA(ソフトウェアアシュアランス)サブスクリプション」が提供されるのも特徴。このため、Windows Intuneの契約期間中は、利用するWindowsのバージョン/エディションを統一したり、Windows 7 Enterpriseが持つ暗号化機能などを利用したりすることもできる。
管理可能なPCは、最大2万台までで、小規模から大規模までさまざまな企業規模で利用可能なほか、遠隔地のPCも管理できることから、日本マイクロソフトでは、事業所が分散している組織のPC管理にも適するとしている。
対応するOSは、Windows 7 Enterprise/Ultimate/Professional、Vista Enterprise/Ultimate/Business、XP Professional SP2以降(SP3を推奨)など。
価格はPC台数に応じて変動するボリュームディスカウント制を採用しており、1台~249台の場合は1台あたり1230円/月。既存のSAユーザーや教育機関などに対しては、特別価格も用意される。
なお、CTCやNTTデータ、ユニアデックスなど、すでに40社のパートナーが、Windows Intuneに対応したソリューションの提供を表明しているとのことだ。
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(石井 一志)
2011/4/19 16:31
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