スマートフォンのデータをウェブ経由で保護できる「McAfee WaveSecure」


ユーザーに割り当てられる専用のウェブページ

 マカフィー株式会社は23日、スマートフォンのデータを保護する個人向けセキュリティサービス「McAfee WaveSecure」の提供を開始した。料金はライセンス期間が1年間で19.90ドル。7日間の無料体験版も用意する。7月をめどに日本円での決済にも対応する予定。

 McAfee WaveSecureでは、スマートフォンを紛失したり盗まれた際に、専用のウェブページを通じてスマートフォンをロックしたり、Googleマップ上での端末の位置確認、端末内のデータ消去などが行える。

 個人向けに提供されているAndroid向けセキュリティアプリの多くは、盗難された端末と同じキャリアの携帯電話から特定のコマンドを送信し、端末をロックしたりデータを消去する仕組みだが、McAfee WaveSecureはウェブページ経由で遠隔操作できるのが特徴だ。

 スマートフォンに別のSIMカードが差し替えられた場合には自動的にロックするほか、スマートフォンを所有者に戻すようにメッセージを表示したり、アラームを鳴らすことで悪用を防げるとしている。

 また、SMSや連絡先、写真、動画などのデータをバックアップする機能も搭載。バックアップしたデータにはウェブページ経由でアクセスできるほか、スマートフォン上にリストアできる。バックアップの容量は無制限。

 対応OSはAndroid 1.5/1.6/2.0/2.1/2.2/2.3のほか、BlackBerry、Symbian、Windows Mobile、J2MEをサポートする。

Android端末のメイン画面Android端末のバックアップ画面

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(増田 覚)

2011/5/23 12:38