海外旅行の思い出を「動画で残す」派は約4割、H.I.S.が1000人アンケート


 株式会社エイチ・アイ・エス(H.I.S.)は21日、20~49歳の男女1000名を対象に実施した「海外旅行の思い出に関する意識調査」の結果を発表した。デジタルカメラによる写真撮影が広く浸透した一方、携帯電話も含めた何かしらの方法で動画撮影を行う海外旅行者が約4割に上ることがわかった。

 調査は、7月8日から11日にかけてインターネットを使って行われた。対象は、過去2年以内に海外旅行へ行ったことのある20~49歳の男女1000名(有職者)。

 「海外旅行での思い出をどのように形に残していますか?」の設問で最も多かった回答は「写真(デジタルカメラ)」で92.4%。次いで「写真(携帯電話・スマートフォン)」が39.6%だった。

 また「動画(デジタルカメラ)」は27.7%、「動画(ビデオカメラ)」は14.6%、「動画(携帯電話・スマートフォン)」が10.7%と続いており、「何かしらの方法で動画を残す」という回答者は40.2%に上っている。H.I.S.では、「デジタルカメラや携帯電話・スマートフォンで簡単に動画を撮ることができるようになり、『写真』だけでなく『動画』で思い出を残しているという人は多くなった」としている。また、海外旅行先で1日に撮影する動画の件数を聞いたところ、平均は6.0件だった。

 海外旅行先で写真や動画を撮影したことがある回答者に対しては、追加で「友人や知人、その他の人に共有していますか?」と聞いたところ、62.5%が「共有している」と答えた。共有の手段については、「CD-RやSDカードなどのメディアにデータを入れて渡している」が最も多くて44.3%。2位は「印刷した写真をそのまま渡している」の27.0%、3位が「データをメール添付やオンラインストレージなどで送っている」の25.6%だった。

 このほか、SNSやブログを利用しているケースも多かった。「mixiにアップしている」は4位で24.5%、「ブログにアップしている」は5位で20.8%。なお、8位には「Facebookにアップしている」の16.6%、9位には「動画共有サイト(YouTubeなど)にアップしている」の4.2%が続いている。

 「海外旅行先での思い出について、動画で残しておけばよかったと思ったことはありますか?」と聞いたところ、56.6%が「ある」と回答。具体的なシーンについては「カンボジアの遺跡から見た夕暮れ」「テーマパークのパレード」といった答えがあったという。

 H.I.S.では海外旅行動画のコンテストも行っていることもあり、「海外旅行先での思い出を自分の中にしっかりと残すため、また、友人や知人などその旅行に行っていない人に共有するためにも、デジタルカメラやスマートフォンなどを使って、旅先での思い出を『動画』で残してみてはいかがでしょうか」と提案している。


関連情報

(森田 秀一)

2011/7/22 15:54