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IIJ、企業の“かかりつけ医”となる伴走型セキュリティ支援サービスを提供
2025年11月5日 06:00
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月4日、企業のセキュリティ対策・運用を同社のセキュリティ専門家が支援する「IIJセキュリティドクター」の提供を開始した。
IIJセキュリティドクターは、「かかりつけ医」となるセキュリティ専門家が、企業のシステム環境や業務特性を把握した上で、対策状況の可視化から相談、計画書の策定、対策の実現まで、セキュリティ対策と運用を能動的かつ継続的に支援する伴走型のサービス。特定の製品やソリューションに依存せず、最適な手段を柔軟に選択し、推進できることも特徴とする。
サービス提供の背景として、対策すべき問題の複雑化と、人材不足の深刻化から、適切なセキュリティ対策の方針を導き出すことが一層難しくなっていることを挙げている。
サプライチェーン攻撃やランサムウェアなど近年のサイバー攻撃の巧妙化、クラウド活用によるシャドーIT問題や内部不正による人為的な情報の流出などの問題があり、多岐にわたる分野で専門的な対応が求められる中で、直近の課題への対応だけでなく、中長期的な視野でのセキュリティ投資を重視する企業も増えている。対策全体のバランスや業種業態の特性、投資の経営効果などさまざまな要素を加味し、IIJが顧客に寄り添うパートナーとなり、同社が培ってきた知見をもとに、総合的な観点から最適な対策実施やセキュリティ強化を支援するとしている。
常駐派遣型の支援ではなく、非常駐型のため、コストを抑えた運用が可能だとしている。料金(税抜)は初期費用100万円から、月額利用料100万円から。1年単位の契約となる。
