Skype、携帯グループメッセージベンチャーの米GroupMeを買収
米Microsoft子会社であるルクセンブルクのSkypeは21日、携帯グループテキストメッセージサービスの米GroupMeを買収することで合意に達したと発表した。
買収金額の詳細などは明らかにされていないが、GroupMe開発チームは現在本社があるニューヨークに残り、スタンドアローンアプリケーションの開発を続けるとしている。
GroupMeは、2010年に設立。当初は携帯電話のSMSを使用して、アドレス帳に載っている複数の友人と非常に簡単にグループチャットできるメーリングリスト機能を作るサービスを提供していた。現在は、SMSだけでなく、iPhone、Android、Windows Phone 7向けにもサービスを提供しているが、テキストメッセージによるグループチャットというコンセプトは変わっていない。
Skypeの発表によると、「この買収はSkypeによる音声と動画によるコミュニケーションを補い、最良のテキストベースのコミュニケーションを提供できるようにするため」としている。
Skypeは今年に入り、携帯動画プロバイダーのQikを買収している。今回の買収と相まって携帯電話ユーザー向けのエクスペリエンス向上が期待される。
今後の開発計画については不明な点もある。GroupMeはスタンドアローンアプリケーションの開発を続けるが、同時に「Skypeエクスペリエンスに統合される」としており、今後両サービスがどのような仕方で利用できるようになるのかが注目される。
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2011/8/22 11:27
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