YouTubeに3D動画ワンクリック変換機能、15分超の動画アップロード許可も


 米YouTubeは21日、3D動画へのワンクリック変換機能や、長時間動画アップロードの許可に関連した新機能を発表した。

 同日より、YouTubeにアップロードした通常の2D動画を、ワンクリックで3D動画に変換できるようになった。この機能はベータ版として提供されている。変換された3D動画を視聴するためには、3Dテレビと対応眼鏡が必要となる。なお、一般的には3D動画の本格的制作には専用カメラとソフトウェアが必要で、YouTubeが今回提供している機能は疑似的な効果であることに注意が必要だ。

 また、YouTubeのガイドラインに準拠して動画をアップロードしてきた全ユーザーに対し、15分の制限時間を超える長時間動画をアップロードできるようになった。YouTubeでは2010年12月以来、著作権法とYouTubeガイドラインを遵守しているユーザーの一部に対してのみ、長時間動画のアップロードを許可していた。今回、それらの条件に該当する全ユーザーに対象が拡大された。

 これに合わせて、アップロードレジューム機能が用意された。途中で回線切断やフリーズが起こった場合などでも、途中からアップロード作業を再開できる。また、長時間動画ファイルをアップロードするためのアドバンスドアップローダーが必要なくなった。

 このほか、ビデオ編集プラットフォームとして、新たに「Vlix」と「Magisto」が追加された。Vlixは、動画にエフェクトをかけたり、文章を挿入できる編集機能を提供する。Magistoでは、動画のおもしろい部分を自動的に短いクリップに編集し直し、友人と共有しやすくすることができる。いずれも「YouTube Create」の一部として提供されている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/9/22 12:19