Google翻訳Androidアプリが「日本語通訳」に対応、タブレット端末でも


 米Googleは13日、「Google翻訳」のAndroidアプリに実験搭載されている「会話モード」(Conversation Mode)が日本語に対応したことを発表した。Android2.2以上のタブレットまたはスマートフォンに対応し、Android Marketから無料でダウンロードできる。

 会話モード機能は、今年初めに実験的機能として英語とスペイン語の会話に限定して追加されていたが、今日から新たに、日本語を含む12言語(フランス語、ドイツ語、イタリア語、オランダ語、ブラジル系ポルトガル語、中国語簡体字、韓国語、ポーランド語、ロシア語、トルコ語、チェコ語)にも新たに対応した。

 会話モードの使用方法は、翻訳したい言語を選択してアプリに話しかけると、その内容を相手の言語に翻訳して読み上げてくれる、というものだ。そのため、海外旅行などで役立つ機能といえそうだ。

 また、言語の認識状況が悪い場合には、認識内容を正しく編集し直すことができる。話し相手に翻訳画面を見せるときに便利なように、翻訳結果をフルスクリーンモードで表示できるようにも改良された。Androidタブレット端末の大画面にも最適化されている。

 現時点ではアルファ版として公開されているため、話し手の背景ノイズや方言、アクセントによって認識精度に差が出る場合があるという。しかし利用人数が多くなればなるほど、これらの言語モデルは改善していくことが期待されている。

 今回追加された会話モードが使用できるのは上記14言語に限られているが、今後さらに多くの言語にも対応したいとしている。それ以外ではすでに、文章翻訳では63言語、音声入力は17言語、音声読み上げは24言語に対応している。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/10/14 12:21