テレワーク、空いた時間でなにしてる?
これで青切符は切られない!! 走り出したら前後ライトが自動でオン! 暗くなったら自動で点灯にできる自転車用ライトが便利すぎる!!【ぼっち・ざ・ろーど!その5】
2026年1月16日 12:00
またまた自転車のライトの話をさせてほしい。前回、久しぶりに「これは!」と思えるライトに出会えた話を書いたのだが、記事掲載と同日に新型ライトが発表されてしまった。しかも新型はネットワーク機能の追加で、テールライトと連動(片方の電源操作で両方とも操作できる)できるし、明るさセンサーで暗くなったらライトのモードを自動で切り替えできるとか!! ちょっとぐらいの進化なら気にもしなかったが、アップデートが過ぎる! しかも価格差は2000円程度。「マジかよ、買ったばっかなのに~」。いやいやその前に、前回の記事を読んで買ってしまった人、本当にゴメンナサイ。
この新製品をさらに買うか、我慢か、と悩んだのだが、新製品のレビューはできるだけ早くお届けしたい。そこで、メーカーに企画趣旨を説明して相談したところ、快くサンプル品を提供いただくことができ、今回レビューをお届けできる運びとなった。
その新製品というのがキャットアイの「NETWORK VOLT800 NEO(ネットワークボルト800ネオ)」と「NETWORK KINETIC AUTO(ネットワークキネティックオート)」だ。前回「VOLT800 NEO」のレビュー記事を掲載した10月31日に発表になり、12月から発売されている。同時に発表された「NETWORK VOLT400 NEO(ネットワークボルト400ネオ)」を加えた3製品が、ライト同士で連動できる「CATEYE NETWORK」対応製品となる。いずれも当面は店頭限定販売とのこと。
なお、詳しい人ならご存じだろうが、同社からは以前より「CatEyeSYNC」というネットワークで連動可能なシリーズを発売しているが、今回のCATEYE NETWORKはそれとは全くの別もので、同シリーズとは連動しない。
4月から夜間にテールライト点滅だと青切符を切られるかもしれない!!
というわけで製品を見ていきたいのだが、その前に、この新型がなぜそんなにいいのかをお話したい。
まず1つ目は、当たり前だが楽になる。
ロードバイクで長距離を走るときは、ちょいちょいコンビニ休憩を入れるのだが、そのたびに、鍵の脱着と、フロントライト、リアライト、サイクルコンピューターのオン・オフ操作をすることになるので、地味に時間がかかる。
うっかりライトをオフのまま走り出してしまうこともある。目の前にあるフロントライトは走行中でもすぐに操作できるが、テールライトはサドルの下につけているので、走行中だと目視もできず、操作も確認も大変。すぐに止まれる環境であればよいが、たとえばトンネルの中ならライトはつけたいが停車もできないということになる(トンネル内は駐停車禁止なのだ)。
その点CATEYE NETWORKで連携したNETWORK VOLT800 NEOとNETWORK KINETIC AUTOであれば、走行の振動によって自動で点灯、停車して50秒(もしくは100秒)で自動で消灯するので、基本はライド中はオンにしっぱなしでいい。もしうっかりオンにし忘れて走り始めても、フロントライトをオンにすればテールライトも連動してオンになるから、サドルの下に手を回してごそごそやる必要もない。
そしてもう1つ、こちらがありそうでなかった、でもめっちゃ欲しかった機能なのだが、昼と夜で自動でライトの点灯パターンを変更することができるというもの。テールライトのNETWORK KINETIC AUTOに明るさセンサーが搭載されていて、周囲の明るさによって点灯パターンを変えられるのだ。
ロードバイクだと後方のリフレクター(反射板)をつけていない人は多い。筆者もその一人だが、その代わりにテールライトを日中から点滅させている。ただ、日本の法律では、後方のリフレクターがない場合は、夜間はテールライトを“点灯”させる必要がある。日中は点滅で良くても、夜になったら点灯に切り替えなければ違反になってしまうのだ。
だが、ライドの後半で疲れていると、気がついた暗くなっていて、慌ててテールライトを点灯に切り替える、なんていうこともある。これまでであれば「ついうっかり」で済んだかもしれないが、自転車にも「交通反則制度」が導入されるこの4月以降は、このうっかりミスで青切符を切られる(夜間の無灯火運転は反則金5000円)可能性だってある。
さらに、日中であってもトンネルや濃霧で50m先が見えない場合は点灯が必要だ。筆者の走るエリアだと50m先が見えないような長くて暗いトンネルはあまり思いつかないが、もしもそういったトンネルに入ったときに、途中で手動でモードを変更するのは難しい。
そんなわけで、暗くなったら自動で点滅から点灯に切り替えてくれるテールライトが欲しかったのだ。これまでも振動、あるいは明るさによる自動オン・オフ機能を持ったものはあったが、振動でオン・オフ&明るさでモード変更をしてくれるものはなかなかなかった。しかもCATEYE NETWORKで連携すれば、フロントライトも自動的にモード変更できる。フロントライト、テールライト共に、夕暮れ時に手動でモード変更する手間も、変更し忘れる心配もなくなるワケだ。
ロードバイクだとリフレクターをつけずにテールライトオンリーの人が多いと思うので、安全&青切符を切られないためにも、是が非でもこの製品は紹介したかったわけだ。
見た目も重さもほぼ一緒、だが中身の進化はスゴい!!
ということで届いた製品を見ていこう。
まずフロントライトであるNETWORK VOLT800 NEOだが、ネットワーク機能を除けば、前回紹介した「VOLT800 NEO」と見た目もスペックもほぼ同じだ。なので、詳しくは前回の記事を読んでほしいが、端的に言って非常に満足度は高い。
明るさ、配光、点灯パターン、取り付け方法、バッテリーの持ち、あらゆる面において、ロードバイク乗りが欲しいと思うスペックを持ち合わせていて、今後数年はこれを超えるライトは出てこないだろう、とさえ思っていた。が、まさか記事掲載日にその性能を超えるライトが出てしまったわけだ。
では、その違いだが、外観では本体の上面にCATEYE NETWORKのロゴマークがあるのが大きな違い。ほかには細かい部分だが、底面の充電ポートの付近にわずかな突起が増えているのと、それにともなってシリアル番号の刻印位置が変わり、また、技適マークが刻印されている。当然だがちゃんと日本の法律に適合しているので安心して使える。
それ以外の、上方への光を抑えちょうどいい配光にしてくれるレンズや、上下反転して取り付けできるステー、交換式のバッテリーといった機能は全く同じだ。さらに重量を実測してみたところ、その差はわずか1gだった。
アプリで地味に不満だった点灯モードの順番を変えられるように!
そしてスペック上ではライトの光量とそれに応じたバッテリーの持続時間も全く同じとなっている。ただし、厳密に言うと、まずライトの光量については、専用のスマホアプリ「CATEYE NETWORK」とひも付けることで、アプリからより細かい設定ができるようになる。例えばハイとミドルの間とか、ローよりさらに暗いモードなど、カスタムで6段階の設定が可能になっている。
アプリでは、このカスタム設定を含んだ最大5つの点灯パターンを登録することができる。登録した点灯パターンは、本体電源ボタンで手動でセレクト可能で、最大5つなので、不要なモードを無くしたり、モードの切り替わる順番を変えることもできる。
そしてこれがかなりいい!! 特にモードの順番を変えられるのがめっちゃいいのだ!!
実は筆者が従来のVOLTシリーズで地味に不満だったのが、点灯モード変更の順番なのだ。
というのも、従来のVOLTシリーズは、ボタンを押すごとにハイ→ミドル→ローと順に明かりが弱くなっていく仕様だった。ただ、昼から夕暮れにかけて走る身としては、暗くなるにつれてライトは徐々に明るくしていきたい。しかし、従来のVOLTシリーズだと一段明るくするためには4回ボタンを押さないといけない。まぁ1日のライドでそんなに何度も変えるわけではないのでそこまで不便でもなかったが、とはいえ「逆ならいいのに」と常々思っていた。おそらく同じように感じていたVOLTユーザーは少なくないと思う。
加えて実はもう1つ、これはアプリとは関係無く、以前からあった機能なのだが、どのモードからでもダブルクリックで即座にハイモードに切り替える機能がある。昔のVOLTシリーズからあった機能なのだが、従来のVOLTシリーズではライトを吊り下げて装着する場合に、天地を逆さまに取り付けるので、ボタンが目視できない下側に行ってしまって、操作がしづらく、この機能をほとんど使うことがなかった。それがVOLT800 NEOからは吊り下げ時もボタンが見える位置に来たので、操作がしやすくなってこれを多用するようになった。
このダブルクリックでのハイモード切替えが使えると、あと筆者が必要なのはデイタイムハイパーコンスタント(常時点灯に加えて定期的に強く点滅するモード)とミドルの2つのみ。なのでその2つのモードだけ選べるようにすれば、いつでもワンボタンで日中に使いたいデイタイムハイパーコンスタントモードと、夜間やトンネルで使いたいミドルモードを行き来できる。そして街灯がないような暗い道ではダブルクリックすればすぐにハイモードにできるというわけだ。
もしも充電をし忘れてより省電力な点滅やローモードを使いたくなった時は、スマホアプリですぐに設定変更できるし、はっきり言ってこれはネットワーク抜きにしてめちゃくちゃいい機能だ。
バッテリーの持続時間はスペックどおりではないかも……
それとバッテリーの持続時間について。
スペック上ネットワーク機能のないVOLT800 NEOと変わらないのは、スペックは連続点灯した場合の持続時間だからだろう。実際にはライトがオフの間もネットワークは待機状態で電気を消費するので、毎日ちょっとずつを長期間に渡って使う様な場合であれば、Bluetoothの待機中の電力消費によって、多少なりとも悪い方向へ影響してくるハズだ。
この点については、待機時間を最長何時間にするのか、アプリで設定できるので、例えば週末しか走らないのであれば、待機時間を最短の24時間にすることで、その影響を少なくできるし、通勤や通学で平日は毎日乗るような使い方であれば、最長の72時間にしておくことで、週末を挟んでもネットワークをつないだままにできる。
また、電源ボタンを3秒押すことで手動でネットワークをオフにすることもできる。再度ネットワークをオンにしたい場合は、電源ボタンを1秒押せばいい。連動してスイッチが入らなかったら電源ボタンを長押しすると覚えておけばだいたい大丈夫。ただし15秒以上長押しするとペアリングが解除されてしまうので、そこだけは注意したい。
ちなみにネットワークが一度切れても、一度それぞれのライトのスイッチを押すだけでネットワークがオンになるから、走り始めの最初だけ気を使えばいい。
なお、ネットワークの接続は、スマホアプリに、それぞれ対応するライトを登録すれいい。
デバイスの登録は、ライトの電源を入れた状態でアプリから「デバイスを追加」を選ぶと、自動で近くにある対応ライトが検出される。検出されたら「追加」を選び、指示のとおりライト側のスイッチをクリックするとペアリングができる。かなり簡単なので、あまりここでつまずくことはないと思う。
複数のライトを同じグループで登録すれば、それらのライト同士が連携される。一度連携してしまえば、スマホを使わなくてもライト電源ボタンだけで連携操作ができる。1グループに登録できるのは最大4つのデバイスまでで、最大5つのグループまで作れるので、複数台のバイクにそれぞれのライトをつけた場合でも1つのアプリで管理できるワケだ。
明るさ&振動センサー内蔵のテールライトでめちゃ便利に
そして今回、CATEYE NETWORKで組み合わせるテールライトが、NETWORK KINETIC AUTOだ。
こちらもアプリで同じグループに登録することで、先のNETWORK VOLT800 NEOと連携させることができる。最大50ルーメンの明るさでバッテリー容量は500mAh。本体寸法は22×71×35mmの34g。
同社では最大300ルーメンというテールライトも出しているので、爆光というほどではないが、ハイモードで約3.5時間、ローで約10時間、定期的に強い光量で光ることで日中の視認性を上げるデイタイムハイパーフラッシュで約30時間と、実用的な点灯時間を持つ。
それと個人的にうれしいのが、標準でSP-11 フレックスタイトブラケットが付属すること。同社ではゴムバンドで固定するタイプもあるが、このスクエア形状のコネクターで接続するタイプは、縦にも横にも固定できるし、オプションパーツも豊富で取り付け方の自由度が高いので気に入っている。筆者はフィジークというメーカーのサドルに直接取り付けできるものを持っているので、シートポストではなく、サドルに直接取り付けができる。
加えて特徴なのが、ブレーキモード(キネティック機能)という、ブレーキなどで減速方向の力が入った場合に、50ルーメンの明るさで点灯するモード。あくまで減速Gで反応するので、ブレーキをかけていないときに強く点灯してしまうこともあるのだが、交通量の多い道を走っているときには、心強いモードとなる。
ただし、その分バッテリーの持続時間は減ってしまうので、長時間走るとか、充電頻度を減らしたい場合は、アプリからオフにすることも可能だ。
そしてネットワーク連携についてだが、操作による連携はライトのオン・オフのみだ。フロントライトの明るさに応じてテールライトのモードが変わる、ということはない。手動でモードを変えたい場合は、その都度テールライトの電源ボタンを押してモード変更することになる。
ただ、こちらもアプリの設定でいろいろカスタマイズできる。例えば日中に使いたいデイタイムハイパーフラッシュと、夜間使いたいローの点灯モードの2つにしてしまえば、走行中の操作も簡単になるだろう。
テールライトとの組み合わせでがぜん便利になる「スマートオート」
だが、やはりこのテールライトを組み合わせるならオススメしたいのが「スマートオート」の活用だ。
テールライトのKINETIC AUTOには、減速を検知するための振動センサーと、周囲の明るさを検知する明るさセンサーが搭載されている。そのため、これを組み合わせることで、冒頭に紹介した、走行(振動)に応じた自動オン・オフと、明るさに応じたモード変更が可能になる。
このモードにすれば、たとえばトンネル内などで操作することなく、フロントライト、テールライト共に点滅から点灯に切り替えるようなことができるわけだ。
設定はアプリで行い、それぞれのライトで、日中はどのモードに、夜間はどのモードにするのかを事前に設定しておけば、あとは自動で切り替えてくれるワケだ。
そこでまず試してみた設定はこうだ。日中は、フロントライトをデイタイムハイパーコンスタント、テールライトはデイタイムハイパーフラッシュとして、バッテリーの消費を抑えつつ強力な点滅で日中の視認性をアップさせる。そして夜間は、フロントをミドルの点灯、テールライトをローの点灯。さらにブレーキモードはオンにして、減速時には明るい点灯で後方に知らせるようにする。
快適すぎて特に書くことがありません
ということでスマートオートをこの設定にして実際に使ってみた……、わけだが、実のところさほど書くことはない。
だってなにもすることがないんだもの。
最初に電源をオンにすれば、あとはすべて自動。時間がたってネットワークがオフになってしまっている場合は、最初だけネットワークをオンにする操作が必要になるものの、一度繋がってしまえばなにもすることがない。コンビニに寄るときもわざわざオフにしなくても自動で消えるし、走り始めれば勝手につく。そして夜やトンネル内では勝手にモードが切り替わる。
日中モードから夜間モードに切り替わるのは素早く、暗くなるとすぐに切り替わる。日中のトンネルなどでも即座に反応する。逆にトンネルを出てから日中モードに切り替わるのは、少しだけ遅い。数秒間明るい状況が続いて切り替わる、という感じだ。ただしこれは安全性を考えられた仕様と言える。
普段からぼっちで走っている筆者には走行中の様子を撮るのが難しいので、トンネルに入ってモードが切り替わる様子は公式の動画を見ていただきたい。
1つだけ気になったのが、夜間判定のしきい値が結構明るいこと。そのため夕方、少し薄暗くなったかなー、という時点で夜間モードに切り替わってしまう。今の時期だと16時30分ごろが日没だが、街中を走っていたところ16時前には夜間モードになってしまった。
夕方は早めにライトオンしたほうがいいし、トンネルでも早めに点灯したほうがいいのでこういう仕様にしているのだろう。
ただ、こうした夕暮れ時は、暗さよりも低い位置の太陽のまぶしさで見えにくく感じる時間帯。それはドライバーにとっても同じなので、ミドルの点灯より、より明るい点滅が組み合わさったデイタイムハイパーコンスタントのほうが目立つ気がするのだ。そこでライト本体のスイッチでモードが変えられないか試してみたのだが、スマートオートでは手動での操作ができなくなっていた。
が、いろいろと調べた結果、フロントライトについては、スマートオートモードの選択肢に「最後に使用したモード」というのがあって、これを選んだ場合のみ、スマートモード中でも手動でモード変更ができるようになる。なので、夜間をこの最後に使用したモードにしておくことで、夕暮れ時には手動でデイタイムハイパーコンスタントに変更することができるワケだ。
もちろんこの場合は日没後に手動でミドルモードに切り替える必要はあるが、先に書いたとおり、フロントライトのモードをデイタイムハイパーコンスタントモードとミドルモードの2択にしておけば、ワンタッチでミドルモードに変更できる。
それとダブルクリックによるハイモードだけは、スマートオートモードでも健在だ。なので、街灯のない道に行ったらダブルクリックすることで任意でハイモードに切り替えられる。ネットワーク機能は関係無いが、この機能も本当に便利だ。レンズカットがあるとはいえ、ハイモードを正面から見るとまぶしいので、クルマのハイビームと同じように、前方に誰もいないときはハイ、誰かを見つけたらミドル、と頻繁に切り替えて使っている。
細かく言えば、せっかくBluetooth対応しているなら、サイクルコンピューターと連携できればいいのに、とも思うが、それはそれで他社製のサイクルコンピューターとの接続安定性の問題などもあるし、自社製品だけの連携にしておくのが手堅い落としどころなのだろう。
あとはできればヘルメットに付けられるような小型のテールライトもラインアップに追加してくれるのを期待したいところ。高い位置にライトがあるのは安全面では有用だと思っているのだが、ついライトをつけたままコンビニなどに入ってしまい、まわりに迷惑(まぶしい)をかけることがあるので、そこが連動してくれるようになるとかなりうれしい。アプリだと1グループに4つのライトが登録できることになっているので、もしかしたら今後追加されるのかもしれない……と期待して待つことにしたい。
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