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携帯5社、災害時などに相互に救済用ネットワークを提供する「JAPANローミング」を4月1日から提供

 株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社、ソフトバンク株式会社、楽天モバイル株式会社の5社は、大規模災害時や障害発生時に、ほかの通信事業者のネットワークを一時的に利用できるようにする「JAPANローミング」の提供を、4月1日に開始する。

 「JAPANローミング」は、非常時における通信の代替手段の提供を目的としたもので、利用者が契約している事業者の通信サービスが利用できなくなった際に、ほかの通信事業者が救済ネットワークを提供して、通信サービスを利用可能にする。代替の通信サービスとしては、固定電話、公衆電話、固定インターネット回線、緊急時用のフリーWi-Fi「00000JAPAN」などもあわせて利用してほしいとしている。

 利用には端末の対応が必要。各社とも、ウェブサイトで対応情報を公開している。

 提供方式は2種類あり、「フルローミング方式」は、音声通話、データ通信(送受信最大300kbps)、SMSが利用可能。自動的にほかの通信事業者に接続され、携帯電話のピクトが「JPN-ROAM(JpnRoam)」と表示される。

 もう1つの「緊急通報のみ方式」では、音声通話は110(警察)、119(消防・救急)、118(海上保安庁)への発信のみ可能で、データ通信やSMSは利用できない。緊急通報のみ方式を利用するには、ネットワークの設定を手動で変更する必要があるとされる。

 実際に提供する際には、方式は、対象となるエリアおよび対象人数、通信設備の状況などを踏まえ、5社間で協議のうえで決定するという。提供開始の案内はウェブサイトなどで行われる予定。

 なお、JAPANローミングの開始にあたり、NTTドコモ、KDDIおよび沖縄セルラー電話、ソフトバンクは、これまで非常時の代替通信サービスとして想定されていた「副回線」サービスの終了を発表している。NTTドコモとソフトバンクは個人向けのみ終了し、KDDIおよび沖縄セルラー電話は個人・法人ともに終了する。