radiko、ラジオ局や広告会社など21社から1億1810万円の増資


 地上波ラジオ放送をインターネットで同時に配信するサービス「radiko.jp」を運営する株式会社radikoは6日、ラジオ局や広告会社など21社を引受先とする総額1億1810万円の第三者割当増資を完了したと発表した。

 引受先は、ラジオ局ではベイエフエムやエフエムナックファイブ、横浜エフエム放送、兵庫エフエム放送など、広告会社ではアサツーディ・ケイや博報堂DYメディアパートナーズ、東急エージェンシーなど。

 radikoによれば、今回の増資は「radiko.jpの社会的価値と事業の将来性」に対して実現したという。今後は配信システムの設備強化、利用者サービスの強化、ラジオ局と連携した収益事業の育成強化などを目的に、ITシステムへの成長投資を図る。

 増資後の資本金は2億9810万円(資本準備金1億4905万円を含む)となる。

 radiko.jpは、平均週間延べ聴取回数が480万回。ブラウザーを起動せずにラジオを視聴できる「radiko.jpガジェット」は約275万ダウンロード、スマートフォンの公式アプリはiPhone版とAndroid版の累計で約345万ダウンロードに上るという。


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(増田 覚)

2011/12/6 13:31