属性型・地域型JPドメイン名のDNS設定率は99%~JPRSが2011年の年次報告書
JPドメイン名レジストリレポート2011 |
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は27日、年次報告書「JPドメイン名レジストリレポート」の2011年版を公開した。全46ページのPDFファイルが同社サイトからダウンロードできる。
JPドメイン名の累計登録数は、2012年1月1日時点で125万8386件。1年間で6万281件増加した。内訳は、属性型・地域型JPドメイン名が41万3332件(32.8%)、ASCII文字列の汎用JPドメイン名が72万5717件(57.7%)、日本語の汎用JPドメイン名が11万9337件(9.5%)。
さらに属性型・地域型JPドメイン名の内訳を見ると、最も多いのが企業向けの「co.jp」で34万7999件(84.2%)。以下は、企業以外の法人組織向けである「or.jp」が2万7890件(6.7%)、ネットワークサービス向けの「ne.jp」が1万6345件(4.0%)など。
レポートでは、登録されたJPドメイン名のDNS設定率の推移についても報告している。属性型・地域型JPドメイン名のDNS設定率は、2011年1月時点で99.0%に達した。ASCII文字列の汎用JPドメイン名は96.3%、日本語の汎用JPドメイン名は76.0%だった。
JPドメイン名レジストリレポートは、JPRSが行っているJPドメイン名の登録管理業務に関する情報を公開するため、2004年より毎年発行しているもの。こうした統計データだけでなく、その年に実施した主な施策などもとりまとめている。2011年の主な動きとしては、まず1月にJPドメイン名サービスにDNSSECを導入したこと、9月には全国47都道府県の名称によるドメイン名空間「都道府県型JPドメイン名」の新設を決定したこと(登録受け付けは2012年後半から開始予定)などがある。
JPドメイン名累計登録数の推移(「JPドメイン名レジストリレポート2011」より) |
関連情報
(永沢 茂)
2012/3/28 11:00
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