札幌学院大学のWindows Live@eduで障害、全アカウントが利用不可能の状態に


 札幌学院大学が利用している日本マイクロソフト株式会社の教育機関向けサービス「Windows Live@edu」で4月6日に障害が発生し、4月9日から全利用者のアカウントが利用できない状態が続いている。

 札幌学院大学によると、マイクロソフトから教育機関向けのHotmailを終了し、Windows Live@eduのOutlook Live環境に移行するという連絡を受け、2月6日からメール環境の移行作業を行なってきたが、メールの件名などが正常に読めない(文字化けしてしまう)問題があることが判明したことから、移行の延期を2月1日に案内していた。その後、文字化けの原因となる不具合が修正されたことから、Outlook Live側に作成されていたアカウントを一旦すべて削除し、改めてHotmailからOutlook Liveへの移行を行うことにしたという。

 Outlook Live側に作成されていたアカウントの削除作業は、マイクロソフトから提示された作業用のコマンドを札幌学院の電子計算機センターのSEが実行する形で、4月6日から開始。しかし、コマンドに一部不十分な個所があったとの連絡がマイクロソフトよりあり、4月9日に追加の作業用コマンドを実行した結果、予定していなかったHotmailを含むWindows Live@eduのユーザーアカウントそのものが削除され、全アカウントでメールのほかSkyDriveやMessengerサービスが利用できなくなった。

 障害は、最初の作業を行った4月6日の段階で、主に経営学部の在学生1000人のアカウントが利用できなくなり、2回目の作業を行った4月9日からは、残る在学生や卒業生、教職員の全アカウントが利用できなくなった。

 札幌学院大学は11日、障害情報の第3報として、4月10日午前10時30分~午後4時30分ごろまでの間に、同校のアカウントおよびユーザーデータの復元作業が行われた模様だと発表。一部のメールボックスの状態を確認し、復元に問題ないことが確認できているが、11日午前9時現在ではマイクロソフトから復旧作業終了の連絡がないため、各アカウントのパスワード初期化の作業を行うことができず、利用者がサインインできない状況が続いている。

 また、障害発生時からアカウントの復元が行われたと思われる4月10日までの間に、各アカウント宛てに送られきてきたメールはエラーとなって送信者に返送されており、これらのメールについては復旧後も受信できないとしている。

【4/12 12:45追記】
 札幌学院大学は11日、障害情報の第4報として、アカウントの復元およびユーザーデータの復元作業が完了し、全アカウントが利用可能になったと発表した。


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(三柳 英樹)

2012/4/11 17:47